空色のパノラマ

空色のパノラマ

なにげない毎日の中にひっそり佇む、ささやかで見落とされがちな奇跡をX100Fとクラシッククロームで綴る日記。

保育園の遠足の撮影に行ってきました。

※撮影:2022年10月。保育園、近所、諏訪湖。

妻は写真屋さんに勤めています。
個人の撮影や結婚式の撮影、学校行事の撮影と幅広く対応しているお店で、妻の仕事は
広告のデザインから事務作業、写真の現像、そして撮影と多岐に渡っています。
先日、保育園の遠足の撮影の予定が入ったのですが、その保育園は年長、年中、年少、
未満児の各クラスが、それぞれ同じ日、同じ時間に別の場所に遠足に行くってことで、その他の撮影予定もあって、保育園の撮影は妻一人で撮影しなければならず、妻が
絶対無理!!と言って僕も呼び出されました。
で、歩く距離が遠い年中さん、年長さんを撮ってこい、という妻からの指示、
ラジャ!と仰せのままに。

園児でも年中さん、年長さんともなると結構な距離を歩きます。事前のロケハンで
実際のコースや距離感を把握し、当日は自転車を用意して、片方のクラスの歩いている
ところを一通り撮ったら、急いで自転車に飛び乗ってもう片方、そうしているうちに
もう片方が目的地に到着するのですぐさま自転車でとってかえして撮影、そしてまた
自転車でもう片方へ・・・みたいなことを繰り返し、まさに息つく間もなくの撮影。
事前の分刻みの段取りと、あとはその場の体力と瞬発力と集中力を駆使した一日。

それでも、自分で言うのもなんですが園児たちとすぐ打ち解け、一緒にたくさん話しも
して、和気藹々、楽しい時間でもありました。
年中さんや年長さんともなると結構言うことが大人で、

(僕が自転車を取ってくると)
園児「あ、本体の自転車がおじさんを連れてきた」
僕「おじさんが本体だよ!!」

園児「私、おじさんのことだーい好き。背が高いし声がかっこいい!」
僕「おじさんは結婚してるよ〜」
園児「私、かまわないよ〜」
僕「いやかまいなよ!」

先生「引率を一緒にしていただいてとても助かりました。今日はありがとうござい
   ました」
僕「いえ、僕カメラマンだったんですが・・・」
先生「あ、そうでしたね〜(笑)」

みたいな。
なんか久しぶりに走り回って子供ともたくさん話しをしてとても楽しい一日に
なりました。

あ、引率だけじゃなくて撮影も頑張りました(笑)
お店からキャノンのミラーレス一眼バッテリーグリップ&フラッシュ付きそして
ズームレンズっていうフル装備を借りて、万が一の故障のためのサブカメラも
ぶら下げて走り回って自転車乗り回していました。
重い!!とか感じる暇もないくらいの忙しさだったんですが、
流石に写りはすごいな〜光とボケがすげー簡単にきれいに撮れるなぁとか、人もすごい
きれい、これは苦労しないわー!!なんて思いながら。
自分の趣味趣向は封印して、親御さんが欲しくなるような写真に徹して撮影しました。
(自分のカメラで自分の趣味趣向で撮ったのが今回の最初の一枚の写真です)

日頃できない、とってもいい経験をさせてもらったなぁ〜と。
体はめちゃめちゃ疲れましたが心はめちゃめちゃ元気になった一日でした。

追伸。後で聞いたら写真の売れ行きも良かったみたいでホッとしました。