空色のパノラマ

空色のパノラマ

なにげない毎日の中にひっそり佇む、ささやかで見落とされがちな奇跡をX100Fとクラシッククロームで綴る日記。

子供達について知っている二、三のこと

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  ※撮影:2020年4月。子供達。

 

先日、小学校の懇談会があって、妻が話しを聞いてきてくれたのですが、小3の
息子も、小1の娘も、担任の先生からとても褒められたとのこと、
特にその中で僕が聞いて一番うれしかったのが、二人とも、人間関係を
とても褒められたことでした。

息子は、普段からとても仲良くしている男の子がいて、今年になるまで、放課後に
友達の家に遊びに行くってことをしたことがなくて、少しだけ、どうなんだろうな~
と思っていたのですが、その友達の家に割と頻繁に遊びに行くようになって、
自分で遊びの約束して遊ぶ友達ができてよかった~と喜んでいました。

先生の話しでは、その子が少し引っ込み思案で人見知りで、なかなかクラスに
なじめていなかったんだけど、うちの息子が誰とでも分け隔てなく穏やかに
付き合えるタイプで、その息子がその子と仲良くしていることで、だんだん
その子が他の子とも付き合えるようになってきました。いい影響を与えてくれている
と先生から感謝されたのこと。

娘は、保育園ではクラスのリーダー的姉御的ポジションだったんですが、
保育園に預ける際に、(当時は)息子と娘、二人を預かってもらえる保育園が
近くになくて、少し遠くに二人とも通っていて、そこを卒業した子たちとは
離れ離れの小学校に二人とも通っているんですが、周りがあたらしい子たちで、
特に娘はクラスの中で少し友達関係に苦労しているように見受けられたんですが、
最近よく、仲の良い男の子の話しを毎日していて、とても楽しそうだったのでこれまた
親としては安心していました。

先生の話しで、その男の子というのが、活発過ぎてやんちゃすぎて、結構暴走して
特に女の子たちは苦手な子が多くて、クラスの中がまとまれなかったときに、娘が
その男の子とうまく付き合って仲良くしていて、言い方はあれですが、その乱暴な
子をうまくコントロールしてくれているので、クラスがとてもまとまっています、と
これまた感謝の言葉をいただいたとのこと。

息子や娘を見ていると、真面目で素直で正直でずるもせず。自分みたいな人間は、
なんか自分がやらされると損した、なんて思っちゃう小さい人間なんですが、
この子たちは、そういう発想すらなく、進んで人助けもするし、なんかそんな様子を
見て、あ~なんか損してるなぁ、なんて小さいことを親が思っちゃうくらい、
すごくまっすぐだなぁと思っていて、でもそれゆえに、ある意味もう少し野性味もある小学校の中でうまくやっていけるのかな、と心配をしていたところがありました。

そしたら、もちろんいろいろあるとは思うんですが、どちらかといえば、人間関係で
他の子との懸け橋になっているような、そんな風な人間関係を築いていて、ああ、
なんというか、すごいな、うれしいな、と思いました。
なんか、自分の小さい損得勘定を超えて、もっと大きな気持ちで、そしておおらかに
他の子と付き合っているのか、ということに尊敬の念もいだきました。
そしてやっぱり、親としてはすごくすごく安心もしました。

いい親でありたいと思いつつ、時に自分の感情やコンディションや、しょうもない
発想で、なんか今の叱りはありなのか?よくないんじゃないか?全体として子供
成長の足を引っ張ってないか?自信を喪失させてないか?とか思うことも多く、
自分の子育てを振り返ってずぅぅぅん、と落ち込むことも多いのですが、
そんな中でもこの子たちの人間としての輝きが育ってくれている、ということが
すごくすごくありがたい、と涙しました。
(考えてみれば、妻は、母としておおらかに立派にやっているので、それもよかった
 んだな、と思ったり)


そろそろ子供について全部知っていると思っていたら知らない面も出てきたことが
うれしくて、そして、子供達を見習って、僕も損得とか考えず、おおらかに、大きな
器の人間になれるように成長していきたいな、と前向きな気持ちをもらえた機会に
なりました。