※撮影:2022年11月。諏訪湖、職場。カメラ:X100F/クラシッククローム。
功罪、っていうのはちょっと言葉が過ぎるんですが。
2年前に、それまで使っていたX20が壊れてしまい、思い切ってX100Fを購入しました。
(既にX100Vも出ていましたし、そもそもカメラのキタムラの中古品だったわけですが
それでも自分にとっては結構なお値段でしたし、自分には過剰によいカメラかも!?
という思いがあったのです)
それまでのセンサーに比べると夜の写真とか格段にきれいに撮れて、おかげで夜の
景色や、それまで撮れなかったような被写体に興味が持てるようになりました。
これが功。
一方で。
なんとなくきれいな絵が撮れるので、いつのまにかカメラの性能に頼って撮ってたな、
と。ボケとか、色味とか。頼ってるって意識はなかったものの、先日久しぶりに
X20時代の写真を見返していて、その頃は下手くそではあったものの、でも、X20の
性能の中でどうやったら自分の気持ち、きれい、とか、感動、とか、しみじみ、とか、
そういったものを伝えようとぎこちないながらも工夫してたなぁ、と。
これが罪。
自分が撮りたくて楽しく撮っているのでそんなに深刻になる必要は全くないのですが、
でもせっかくなら、昔の気持ち、まさに初心をもう一度思い出して、出来上がりが
しょぼくても、写した絵の完成度が低くても、自分が感じた気持ち、それを伝えよう
する試行錯誤、を楽しもう、たくさん失敗をしようと。
そんな気持ちでここ二ヶ月ほどは写真を撮っていますが、よくしたもので、そういう
気持ちで撮っていると、今まで以上にX100Fに愛着を感じるようになりました。
まだまだX100Fの実力はこんなもんじゃないと思うので、X100Fに追いつけるように
センスを磨いていきたいなぁと思いました。