空色のパノラマ

空色のパノラマ

なにげない毎日の中にひっそり佇むささやかで見落とされがちな奇跡を、X100Fとクラシッククロームで綴る日記。

このたび会社をやめました〜その18。振り返ってみると・・・

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次の仕事も決まって落ち着いたので、前職を辞めてからを振り返ってみました。

退職自体は晴天の霹靂であって、さてこれからどうしようかと考えた時、
目に見えるような、分かりやすい、自分の武器になるようなものがない、と
最初は思いました。
自分自身のやりたいこと、もなかなか見えず、途方に暮れて、また、失業したことを
恥ずかしいと感じていました。
自分自身の価値、というものが感じられません。

そんな状態のときに、思い切って特に親しかった人に失業したことを告げてみました。
特に前職のお客さまに。
そしたら、すぐに会おう、とみなさん言ってくれて、わざわざ遠くまで訪ねてきて
くれて、僕という人間についての価値、過去の仕事の意味、そういったことを
教えてください、励ましの言葉をたくさんもらいました。
人と会うことを重ねていく中で、等身大の自分自身を過少でも過大でもなくそのまま
見つめることが少しずつできるようになり、目に見えるような武器はないけど、
でもこんな強みはある、こんな特色がある、と考えられるようになり、
何も足元が見えないすがるものがない状態、から、足かせが取れた自由な状態、
という風に受け止め方が少しずつ変化してきました。

自分自身を縛っていたものが剥がれてくると、あまり物事を大仰にとらえず、
やってみたいこと、今までやれてなかったこと、読めてなかった本などに
向き合うようになってきて、次の仕事も、軽い気持ちであ、面白そう、とか、
ちょっと引っかかりそう、興味あるかも、くらいのところから考えていけるように
なりました。

そして面接をし、よい会社と出会えて、次の仕事が決まりました。

何かが終わったわけではないですが、俯瞰して考えると、今回の転職は、
自分自身の生き方、考え方、仕事、家族、人間関係、そういったこと全てを
見つめ直す契機になって、自分では結構自分の捉え方が変わったんじゃないかと
思っています。
きっと必要だったから起こったことなんだな、と思いました。

一番うれしかったのは、自分自身を卑下しなくなったこと。
そして、それがそのまま周りの人、出来事、運命に対しての感謝に繋がったことです。
得たもの、失ったもの、いろいろありますが、とりあえず、いろいろよかったなぁ、と
そう思います。