空色のパノラマ

空色のパノラマ

なにげない毎日の中にひっそり佇むささやかで見落とされがちな奇跡を、X100Fとクラシッククロームで綴る日記。

やっぱり人の言葉は魔法。あるいは、言葉の持つ力が祝いや呪いとなることについて。

※撮影:2022年12月。諏訪湖。  
  カメラ:X100F。フィルムシミュレーション:クラシッククローム。

まだまだ12月末の写真が続きます。この頃はほんと、冬の美しさを感じながら写真を撮って
いて、時間的にも一番美しい時間にちょうど散歩のタイミングがあっていたので
とても楽しく写真を撮っておりました。

さて。
いつもいつも、仕事が忙しいと言ってる大人はカッコ悪いなぁと思いつつ、実際に
忙しくて、特にここ数日は尋常じゃない忙しさを迎えていて、そしていろいろと関係各所が
うまく予定通りにシステム開発等々が進んでおらず、すごく混沌とした中で、立場的には
ユーザーなポジションの市町村の方に説明したり謝ったり。
ともかく状況を把握して物事を整理したり、確たるものがこの期に及んで(ご存じの
方もいますかね。市役所へのオンライン申請が4月から本格的にスタートするぞ~
っていうやつです)なお見えない中でゴールだけ決まっている状況、という中で
どうまとめるかというところに腐心し、日々もがいております。
忙しいだけじゃなくて分からない、というダブルパンチ。
そんな中通常の問い合わせもがしがし来て、本来優先順位がつけられないものに
無理やり優先順位をつけてまってもらったり途方にくれたり仕事しています。

自分自身も分からない中で、前に進んでいるか進んでないか分からない中で歩いている、
みたいな状況なんですが、何人かの方から、感謝されたり、労わっていただいたり。
そういう言葉をいただくと涙が出るほどうれしくて、感謝の気持ちがわいてきて、
そして元気をいただくなぁと。

寸前までは、人員も補強されず、なんだか自社内では全然助けが得られないみたいな
状況で、は~せつない、っていう感じでしょぼんとしていたのに、そういうあたたかい
言葉をいただいた瞬間、ガラッと気持ちが変わり、身内から元気が湧いてきて。
それはもう、そういった言葉はまるで魔法のように癒してくれてエネルギーを
頂けました。優しさと、元気と、そして勇気を生み出してくれる。

人の言葉は、本人の意図を超えて、今回のように、そしてずっとずっと後までも
そこから元気をもらえる祝いとして自分の心に残ったり、逆にまるで呪いのように、
放った本人がもうそういう気持ちがとっくになくなっていても、いつまでもいつまでも
身内で毒を放つものになったり。
今回のことで改めて言葉の持つ力、そのすごさと怖さを実感しました。
改めて感謝すると共に、自分の放つ言葉にはそもそもとてつもない力があるものを
扱っているという自覚を持って、万が一にも呪いになりそうな言葉は避けて、
できるだけ、その人にとって祝いとなるような言葉を使っていきたいと思いました。