空色のパノラマ

空色のパノラマ

なにげない毎日の中にひっそり佇むささやかで見落とされがちな奇跡を、X100Fとクラシッククロームで綴る日記。

トンネルは必ず出口にたどり着く。目の前のことから目を逸らさなければ。と信じている。

※撮影:2023年1月。近所、諏訪湖、自宅。
  カメラ:X100F。フィルムシミュレーション:クラシッククローム。
  絞り優先モード、WB:晴天・R:-3/B:-2、ハイライト:-1、シャドウ:-1、カラー:-1。
  DR:AUTO、NR:-4、シャープネス:−2、グレインエフェクト:弱。

自分のいいところなんですが、目の前の困難なこと、嫌なこと、精神的にめんどくさいこと
から逃げない、後回しにしない、という。
(ブログの書き出しが自分のいいところから、っていう辺りに自己愛の強さが見て取れ
 ますねぇ(笑))

年度末から年度明けかけて公私ともにずーっと忙しい状態が続いているわけですが、
忙しいということにも、ただただ作業・やることが多いという忙しさと、難しい、
あるいは問題に向き合う必要がある、という忙しさがあります。
前者に足りないのは時間ですが、後者は、時間プラスさまざまな意味での勇気、決断、
腹をくくる覚悟、が必要になって、さらに、動いたとしてもすぐに光明が見えるわけでは
ないので、その状態の寄る辺なさ、足元の不確かさ、暗闇の中で耐える、動くだけ
動いたらあとはじっと耐える辛抱強さも必要になります。

時間的忙しさを捌きつつ、仕事も、家庭も、そういう問題や課題があって、これに対して
正直どうしていいか分からないという状態で、でもともかく動いてみよう、働きかけて
みよう、ということを行い、そしてずっと暗闇の中で耐えるというような状態を過ごして
いました。
自分の人生を振り返っても正解が分からない。でも放置してはいけないことは分かってる。
ともかくまずは話をしよう、働きかけてみよう、その先はそのときに考えよう、と。

トンネルの中にいるときって、この状態に終わりはあるんだろうか、この先よくなることは
あるんだろうか、この孤独と不安と暗闇が永遠に続くのだろうか、とそんな風に感じます。
それでも、現状を変えよう打破しようとするんじゃなくて、この状態も一つの(あるべき
)姿で、これもまた現実として受け止める。受け入れる。そのうえで、自分がすべきこと、
自分の意思表示をする、ということをともかく繰り返す。

今日になって、そういったことが動き出しました。
いろいろとともかくやってきたこと、種まきしたこと、ほんとにこの種でいいのか、
畑はここでいいのか、耕し方はあってるのか、実はさっき抜いた雑草が大事だったんじゃ
ないか、と、それでも種を撒いたこと。その種が突然一斉に芽を出したように。

よかった。ほっとした。うれしかった。
陽だまりの中で思わずうーんと大きく伸びをしたときのような、そんなすごく
穏やかでぽかぽかした気分になりました。
そしてふと気づいたら、いつの間にかトンネルの外に出ていて、気づけば青空だった、と。

あ~逃げないで向き合ってよかった~~~~~~