空色のパノラマ

空色のパノラマ

なにげない毎日の中にひっそり佇むささやかで見落とされがちな奇跡を、X100Fとクラシッククロームで綴る日記。

いつから朝型人間になったんだっけかな。

※撮影:2023年1月。近所、職場付近。
  カメラ:X100F。フィルムシミュレーション:クラシッククローム。
  絞り優先モード、WB:晴天・R:-3/B:-2、ハイライト:-1、シャドウ:-1、カラー:-1。
  DR:AUTO、NR:-4、シャープネス:−2、グレインエフェクト:弱。

朝5時に起きて夜10時に寝る、という生活を送っています。夜は忙しいときとかは
もっと遅くなったりしますけど、朝は基本この時間で。
朝起きたら米を炊いたり鳥と亀の世話をしたり犬の散歩をしたり息子と走ったり。
それが毎日のルーチンとなっています。

でも昔はそうじゃなくて、完全に夜型。東京で一人暮らししてたフリーターの頃は
バイト終わりにクラブ(テクノ大好き人間でした。今も好きですけど、もうクラブに行く
元気はない。そもそも田舎にそんなクラブないですし、テクノという音楽を取り巻く状況も
全然変わったし・・・という年寄り語り)行って夜中に帰ってきて、という生活が基本
でした。

就職して結婚して埼玉に暮らしたころは、今度は夜中まで働いて、そっから飲みに行って、
そして遅く帰ってきて、という生活リズムは似たような感じ。
生活のリズムもそうですが、圧倒的に夜という時間が好きでした。

子供の頃も、夜に本を読んで、そしてあの頃はスーパーファミコンやって。
昔はいじめられっ子だったので昼間が苦痛で苦痛で、
夜は自由だったなぁ、なんてそんなノスタルジックもあったり。

そう考えてくと、やっぱ子供が生まれて生活が大きく変わったと思います。
田舎に引っ越してからも夜型だったので、その後です。
実際問題夜泣きとかで夜遅いことは変わらないですが、これをきっかけにリズムが変わって
いって。そのうち犬も飼うようになったり。

今でも朝と夜どっちが好きと聞かれたら、比べれば夜です。
寝る前に本を読むのが習慣ですが、このままずっとこの静かな帳の下りた時間に読んで
いたいって思います。でも寝不足になっちゃうから切り上げて寝ます。
そうやって、明日のことを考え、明日の朝を思い、そのための今日を生きる。
今日という日を一生懸命生きる、ということには変わりはないですが、その中で、意識の
中に、明日につなげるって考えるようになったのが昔と今の大きな違いかな、と。
だからまぁ、夜を過ごす、夜更かしするということはほとんどしないし、できなく
なりました。

でもこうして並んだ朝の写真を眺めていると(最後の一枚だけは夕方ですが)
それも悪くないな、って。
こうやって一日が生まれる朝という瞬間に毎日立ち会えている訳で。

暮らしが変わり、生き方が変わり、仕事もかわり、いろんなことが変わって、
失ったものもたくさんあるけど、得た者もたくさんあって、どっちがいいとかじゃなくて、
今はこうして暮らしている、その暮らしも悪くないな、って思います。