空色のパノラマ

空色のパノラマ

なにげない毎日の中にひっそり佇むささやかで見落とされがちな奇跡を、X100Fとクラシッククロームで綴る日記。

夏の思い出。そして、やらかしと万年筆。

※撮影2023年8月。地域の行事、庭、諏訪湖、勤務先の窓、公民館。
  カメラ:X100F。フィルムシミュレーション:クラシッククローム。
  絞り優先モード、WB:晴天/R:-3/B:-2、ハイライト0、シャドウ:-1、カラー:-1、
  DR:100、NR:-4、シャープネス:0、グレインエフェクト:弱。

夏ですね、夏。写真は夏真っ盛り。
今回の写真にあるような、地域の行事と、諏訪湖と、諏訪湖でたたずむ人と、諏訪湖で
誰かがやっていた花火と、朝顔が僕の夏の全てでした。
ひたすらその繰り返し。それが悪くないな、と。
大きなことは何もないんですけどね、でも小さなことの中にいろいろな美しいものが
存在しているな、と。そんな夏でした。

さて。
つい先日、僕は感情的に爆発し、人にイライラをぶつけるということをやっちゃいました。
謝って、そして解決したんですが、でもその後も自分の気持ちが落ち着きませんでした。
気持ちが不安で足元が不安定に感じられて、何をしていてもなんだか心がささくれだって
いるような。そして世界もなんだかささくれだって見えて、それもこれも全部自分が
招いたこと。自分の気持ちが晴れないと、世界はこんなにも見え方や感じ方が変わるのか、
と強く思い知らされました。
全く持って全て自分が原因。絵にかいた自業自得。
強く反省し、二度とないようにしなければと思いました。
穏やかが一番ですね、ほんと、身に沁みました・・・とほほ。

そんな経験でちょっと面白いというか興味深いな、と思ったのが(まぁそんな余裕な
感じではないんですが、手痛い授業料と共に学んだのが)、爆発する前、爆発自体は突然
であったものの、その前に、今から思えば予兆があり、それはストレスやら我慢やら、
そういったものの蓄積が実はあったんだな、ということが後から気づきました。
その気づきは、いつも使っている万年筆と手帳の書き味がイマイチに感じていたなぁ、と。

自分は毎日、その日にあった、よかったことを手帳に書いています。
すぐ愚痴ったり、ともすれば人の文句を言いがちな自分に対して、自分は人にこんなに
よくしてもらってるんだぞ、っていう気づきを与えるためと、これまた人から褒められ
たい、承認欲求が強い自分に対して、自分自身で自分を褒めてあげることで、そうやって
人の目を気にすることなく行動できるように、っていうそんな目的で書いています。

でまぁ、その目的やら書いている内容やらでなくて、その書いている道具のことで、
自分のお気に入りの万年筆と手帳を使っていて、万年筆って使ったことある人なら分かる
と思うんですが、ボールペンに比べると書き味がなめらかですいすい気持ちよく書けるの
ですが、今回の直前は、インクがかすれ気味だったり、ひっかかるような、そんな書き味
がしていました。
今から思えば、本人が意識では感じていないイライラやストレスが体には感じられていて、
それが書くときに影響して、普段より滑らかに書けていなかったんじゃないかな、と思い
ました。

自分が感じたことを感情の爆発であらわすのは論外ですが、それと共に、そういう普段の
自分自身の状態、ストレス、不満、感じるもの、に、意識に上がっていない段階でも
気を配って、自分自身に対する早め早めのケアをすることも大事だな、と思いました。
イライラすることもありますよね、だって人間だもの。
そういう芽をいち早く察知して、うまく逃がす、あるいは解消することも大人として
大切なことだな、という気づきを得た経験になりました。