空色のパノラマ

空色のパノラマ

なにげない毎日の中にひっそり佇むささやかで見落とされがちな奇跡を、X100Fとクラシッククロームで綴る日記。

日常の中で写真を撮る、というスタイルで大切なこと。

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その昔、トイカメラというものが流行っていた頃、僕も流行にのってロモの
LC−Aを使って写真を撮っていた。
ファインダーを覗いて写真を撮るのが楽しいなぁと毎日毎日写真を撮っていた。
月日は流れ、世の中がとっくにデジカメの時代になっても、このファインダーを
覗かないと楽しいと思えず、とはいえフィルムの現像ももう気軽ではなくなってきて
ロモも壊れてしまい(僕はずっとロモがカメラの名前だと思っていた)、

デジカメ欲しいなぁでもファインダーがあるのがいいなぁとはいえ重くて大きいのは
やだなぁどうせ買うなら性能がいいのがいいなぁ、なんて悩むこと10年(多分そのくらい)。
冷静に考えて性能ってそれを活かせる腕がある?と我に帰り、
もう型落ちだったけど、富士フィルムのX20という光学ファインダー搭載の
デジカメを店頭中古で購入して4年が経った。

トイレと風呂と寝るとき以外は常にカメラを持ち歩き、いつでもどこでも写真を撮っている。
写真を撮るために出かけたり、写真を撮ることを目的とした行動、というのは
全くなく、日常の中でいいなぁと思ったときに写真を撮る、というスタイルで
ずーっとやってきた。なので自分のスタイルはスナップ写真、ということに
なると自分では思っている。

そんな感じなので、撮る題材は日常、いつもいる場所いつもの人いつもの暮らし、
ということになってくる。
自転車の通勤中か朝息子と走っているときか休みの日に子供と出かけた公園か
散歩か、家の中か。
今回の写真は正月に妻の実家の高松に帰省したときのものだけど、旅先の
絶景スポットというよりはやっぱり向こうの日常風景。

となると時間も限られているし、子供と一緒にいるときはカメラばっかり集中する
訳にはいかないし、一枚の写真にじっくり時間をかけるってことはなかなかしづらい。
それに、撮った写真をすぐ確かめて撮り直して、っていうことをしていると
だんだんテンションも下がってきて、時間が経ってから自分の写真を取捨選択すると、
大概一枚目、いいな!と思ってすぐ撮った写真が一番よかったりする。

とはいえ、何も考えず何も気を配らず撮った写真はやっぱりよくない。
でもカメラにばかりかまける訳にもいかないし、いいな!と思った瞬間の
テンションで撮りたい。

で、大した経験もないけど何が大事かなって考えてみた。

・いいな、と思う瞬間を増やすこと。
 それは、何気ない一見すると同じ繰り返しに見える毎日の中で、実はささやかな
 奇跡のような美しい瞬間がたくさん訪れている。
 そんな見逃しがちな瞬間をきちんと見つけられること。

・いいな、と思ったとき、何でいいなと思ったかをなるべく素早く整理すること。
 人間の目はとても高性能で、ピント合わせもあっという間、全体を見たと思ったら
 次には見たいものに集中してるし露出もリアルタイムに変えるしホワイトバランス
 だって気分に応じて自由自在。
 そもそも一枚の絵のように感じても実際は動画だから、見たまんまを写真で撮る、
 っていってもそれは実は全然見たまんまじゃない。
 そんな大変都合よく写っている動画を一枚の融通の効かない写真に残すので、
 いいな、と思った要素を整理して写真に収める、っていうことを
 テンションが高いうちに(一緒にいる人がしらけないうちに)やらないといけない。

そのためには知識も必要だし、感性も磨かないといけないし、何より練習と
実践が必要だけど、幸いなことに写真を撮ることが好きすぎて、毎日毎日繰り返す
ことが全然苦労じゃないし、やっていればもっとよくなりたいなぁと自然に思って
他の人の素晴らしい写真を見たり本を読んだりするのも自然に興味がいくし、
そうやって楽しいことを繰り返していると結果として自然に上達していくのでは
ないかな、と思う。

・・・一番大切なことは、人よりうまいかどうか、なんてことはどうでもいいってこと。
もちろん、プロを目指すとかこの誰もが発表できる世の中で抜きん出たい、という
目標を持っている人は別だけど。
自分はそういうのは全くなく、昨日の自分より上手になりたい。
自分が感じたこの感情を伝えたい。
自分がいいと思った瞬間を残したい。
なので、上達とかっていうのも比較対象は今までの自分に対してです。

だから、えらそうなこと書いてるけどそれでこの写真かよ!っていう文句がきても
全然問題ないってことです!(笑)