空色のパノラマ

空色のパノラマ

なにげない毎日の中にひっそり佇むささやかで見落とされがちな奇跡を、X100Fとクラシッククロームで綴る日記。

日々の身近な美しさに気付けるように、いつでもどこでも撮り続ける。

※撮影2023年10月。諏訪湖、近所。
  カメラ:X100F。フィルムシミュレーション:クラシッククローム。
  絞り優先モード、WB:晴天/R:-3/B:-2、ハイライト0、シャドウ:-1、カラー:-1、
  DR:100、NR:-4、シャープネス:0、グレインエフェクト:弱。

ときどき以前撮った写真を見返すのですが、毎回思うのが今と以前と変わり映えしない、
というか、おお、写真が進化している!!という感じが全くしないな、という。

以前よりも苦手なシチュエーションが減っていろんな場面で撮れるようになったり、
数多く撮った写真を後で見返したとき、いいな、と思える写真が増えたり(打率的な)、
という進歩はあります。
しかし、この一枚!!という自分の中での傑作の上限は変わらないなぁ、という。
以前の写真と今の写真、ブログに上げるような、自分の中での最終選考に残る写真を
シャッフルしたら、どれが以前でどれが今か分からない自信があります(笑)

自分の写真の撮り方はともかくたくさん撮る。暮らしの中でいつでも撮る。
それに尽きます。
他の人の写真を見るということに関しては、ブログやネット、あと写真集で割とたくさん
見ているかな、と思います。
他の人の写真を見て、刺激をいただいて、アイデアもいただいて、次に自分が撮るときに
新しいことを試してみる、ということはやっていますが、とはいえ、ここから先の進歩、
進化を望むならさらに別の取り組み・・・写真教室に行ってみるとか、
誰かに講評してもらうとか、そういうことも必要なのかな、と思います。

が、そこまでのストイックさはないんですよね~(笑)

進歩したいかしたくないかで言えば進歩したくない訳ではないですが、そこまでは
切羽詰まっていないといいますか、写真を趣味としている一番の理由は毎日写真を
撮っているのが楽しい、でして、これからも楽しく撮り続けたい、自分にとっては
楽しいがもっとも大事だったりします。

だったら今のままでいいじゃん、でもなくて、技術を伸ばすということよりは、
まだまだ身近にたくさんあってそして僕が全然気づけていない美しさに気付ける目や心を
育てること。
そしてそれを十分に捉えることのできる細やかさや構図のアイデアを持つこと、
そういったことを身に着けたいと思っています。
(それもまた大きな意味では撮影技術、ってことかもですね)

そしてそのためには、自分の感性を磨くこと。
他の方の写真からアイデアや気づき、ヒントをもっともっと吸収すること。
そうやって自分の視野を広げた上で、さらになにより、日々を大切に過ごしていきたい、
身近な美しさに気付けるように歩くスピードで生きていきたいと思っています。

世の中には、なんて大きな言葉でなくても、自分が拝見しているブログの方たちの写真を
見るだけでも、もっと美しいし、物語も感じられるし、ドラマチックだし、空気感も
すごいし・・・技術、だけではない、それこそエモーショナルな(エモい、とは言いたく
ない)感動が感じられる写真がたくさんあります。
そんな中での自分らしさとは?毎日いつでもどこでも撮り続けていることかなぁ、って
真面目に思います。
地味だし、あんま人目を引く感じはないですが、それでも何十年と撮り続けたら結構
感動じゃん?とか自分で思ったり(笑)
これからもささやかに、でも楽しくカメラを続けたいと思います!