空色のパノラマ

空色のパノラマ

なにげない毎日の中にひっそり佇むささやかで見落とされがちな奇跡を、X100Fとクラシッククロームで綴る日記。

X100の後継機が登場間近。でも全然X100Fで満たされてる。だってかっこいいから。



※撮影2023年11月。諏訪湖、近所、会社、カメラ。
  カメラ:X100F。フィルムシミュレーション:クラシッククローム。
  絞り優先モード、WB:晴天/R:-3/B:-2、ハイライト0、シャドウ:-1、カラー:-1、
  DR:100、NR:-4、シャープネス:0、グレインエフェクト:弱。

わざとなのかそういうものなのか、発表が近づくと各種噂情報が出てきますね~
(発表が近い、ということ自体が一応未確定情報なんですが、ほぼ間違いないかと)
FujifilmのX100シリーズの新しい機種、6代目の話です。
五代目のX100Vからさらに進化して、4000万画素、手振れ補正搭載、新しいフィルム
シミュレーションのREALA ACEも搭載、大きさはほぼ据え置き、デザインはX100Vを踏襲、
どうやらXPro3のような質感のリミテッドエディションも用意、という隙のない内容で
正当進化、購買意欲をそそる内容になっております。

と書きましたが、僕自身は全然購買意欲をそそられてはいません。
いや、上記の噂スペック自体は多分確実で、きっと既存のX100ユーザーには訴求するん
だろうと
思います。値段もその分上がってますが、昨今の物の値上がりや円安事情では
やむを得ないかな、と。
でも僕自身これが欲しいかと言われると、所有しているX100F(4代目)で全然満足している
から目移りしないという。

新機種の内容は素晴らしいです。もし今X100を持っていなかったらきっと欲しくて
欲しくて身悶えしていただろうというのは想像に難くないです。
(そして値段の高さに二重に身悶えしてただろうなぁ。デジカメはすっかり高嶺の花です)
ただ、今使っているX100Fで本当に満足します。

自分が撮りたいもの、実際に撮っているものに対して性能不足を感じることもないし、
手振れ補正がないことで困ったこともないし、フィルムシミュレーションもクラシック
クロームしか使わないし。
4000万画素って言われても普段そんなに 画素数とか意識したこともないですし。
どっちかといえば、まだまだX100Fのポテンシャルに対して僕の技術が追い付いていない、
まだまだ可能性を発揮できていないと感じています。もっと素晴らしい写真が撮れるはず。

で、まぁそういうことよりも僕にとってカメラを選ぶそして使う際に大事にしているのは、
一も二もなく見た目のかっこよさであります。かっこいいカメラはそれだけで正義(断言)
プロダクトが研ぎ澄まされるとそれは形、見た目に現れると感じていて、 X100シリーズは
そういった研ぎ澄まされたものが形に現れているかっこいいカメラだと思っています。
他のデジカメではXproシリーズとかGRとかオリンパスのPen-FとかR-D1とかライカとか、
まだまだありますが、そういった機種、シリーズに同じようなかっこよさを感じています。

ということで、X100シリーズに限らずかっこいいカメラは数多あるのですが、僕のX100Fは
僕が手塩にかけてあちこち外観に手を入れてまして、故に僕のX100Fが一番かっこいいと
断言してしまうのです(笑)

あとは、何でもできる、っていうのが僕にとってはメリットよりもデメリットを感じる
要素でして。優柔不断なのでいろいろできるっていうのは迷いを生じる原因なんですよね。
これしかできない、という方がむしろ好ましい。
その上で、手触りとか道具としての佇まいとか、その思想というか道具としての考え方、
こだわり方の方向が自分にあっているかどうか、がすごく大事なポイントになります。
以前はX20が当てはまり、故障してからはX100Fがドンピシャ当てはまっています。
使っていて気持ちいいということですね。
(レンズ交換式に手を出したらいよいよレンズが決められなくて頭がパンクしちゃうので、
 僕にとってはコンデジというジャンルが大切なのであります)

そうやって、デジカメを性能じゃないところで気に入って使っているというのは、なんて
いうか、新製品の発表や発売のたびに心を乱されず、そして懐も痛まなくて済むので
よかったなぁと思います!
そして、とはいえ、こうやって新製品が発表されて発売されると界隈やユーザーが盛り上が
るので、新製品の発売自体は大歓迎だったりします。
という、僕はメーカーからしたらありがたくないユーザーです(汗)