空色のパノラマ

空色のパノラマ

なにげない毎日の中にひっそり佇むささやかで見落とされがちな奇跡を、X100Fとクラシッククロームで綴る日記。

自己満足で独りよがりな写真趣味。



※撮影2023年11月。諏訪湖、近所、会社、カメラ。
  カメラ:X100F。フィルムシミュレーション:クラシッククローム。
  絞り優先モード、WB:晴天/R:-3/B:-2、ハイライト0、シャドウ:-1、カラー:-1、
  DR:100、NR:-4、シャープネス:0、グレインエフェクト:弱。

割と、ブログには多めに写真を選んでいるのですが、他にやっているインスタや
フェイスブックの写真グループにはさらに選び抜いた写真のみを投稿しています。
自分の中ではそれらの写真は等価、甲乙つけがたい、というものなのですが、
特にフェイスブックを見ていると、人気のある写真、ない写真見事に分かれてきます。
写真グループの一つは英語圏メインのものなんですが、人気あるときは結構コメントも
くれますが、人気ないときは見向きもされない、ときっぱり分かれています。

なんとな~く、どういう写真が人気あって、どういう写真が人気ないか分かる気もするん
ですが、しかしあえてそこにはそれ以上確信を持たないようにしています。

nagano.hateblo.jp先日、愛読しているこちらのブログの中で散歩とカメラについて書かれている記事が
ありました。それを読んだとき、自分にとってのカメラという趣味はどういうもの
なんだろうって改めて考えるきっかけをいただきました。

かっこいいカメラで歩き回ります。
いいなと思った景色に出会ったらファインダーを覗いて集中します。
そうするとその景色と自分と二人きりの世界、時間も止まります。
その瞬間、ではなく主観的にはその永遠を切り取るようにシャッターを押します。
何枚か撮って我に返って画像を確認して、それが記録されていることに喜びを感じます。
それがまたうれしくてまたファインダーを覗いて・・・の繰り返し。

写真を撮っているときはそんな感じで感情の赴くままだなぁ、と。

理性が働くようになるのはそうやって撮った膨大な写真を選別していくときになります。
何せ似たような(間違い探しのような)同じ写真が膨大にあります。
それをどんどん、冷静に、厳しい目で、撮った時の感情を極力排除して選んでいきます。
それでも、感情を排除しているといっても、あくまでベースは自分の主観、自分の好み、
自分がいいと思うものを選びたいと思っています。つまり独りよがり。

ともすれば、承認欲求と共にきっとこっちの方が人気あると思う、というような気持ちも
湧いて出てこなくもありません。
でも、僕は写真というものに関しては、徹底的に自己満足、主観、自分軸、というものを
貫きたいなぁと思っていまして、そうなると、(他の人の好みとしては)こうした方がいい
というのはそこを薄めてしまうものだな、と思っています。
(自分のさらに理想に近づくには)こうした方がいい、というのは大いに考えて、
自分のための写真を貫いていきたいと思っています。

追伸。
そんな独りよがりの写真を見て頂いて、そしてコメントまで頂いて、もうほんとに感謝
感謝、ありがたいことだと思っております。