空色のパノラマ

空色のパノラマ

なにげない毎日の中にひっそり佇むささやかで見落とされがちな奇跡を、X100Fとクラシッククロームで綴る日記。

日記を綴るように写真を撮っています(究極の自己満足)。

※撮影:2022年7月。近所、諏訪湖。

7月。暑い頃でした。
前半の写真は、犬を動物病院に連れてった際の待ち時間で周りを散歩してたときに
お!っていう光に出会って試行錯誤して撮った写真。
諏訪湖から後の写真は朝の散歩中の写真で、よく考えたらどっちも犬の散歩中の
写真でした。

さて、普段愛読しているブログで、ご自身が写真を撮ることの楽しさは何だろう?って
いうことを分析されている記事があって、それがすごく面白く、またそこから振り返って、
自分の写真とは?を知るきっかけになりました。
(勝手に引用しちゃいました)

mendou-kusagariya.hatenablog.com
著者のみやたんさんは、

①まず歩く。
②被写体を探す。
③とりあえず1枚撮ってみる。
④ちょっと角度を変えて撮ってみる。
⑤RAW現像をする。
⑥ブログに載せる。

という行程をとられていました。
自分もおおまか似ているんですが、書きだすと、

①毎日の暮らし(カメラは肌身離さず。でも写真を撮ることは意識していない)
②ふっと目に入る、おっと反応する、美しいと思う、瞬間がふいに訪れたとき
 撮る。
③撮ることが楽しいので撮りまくる。
④数日あけて気持ちの冷却期間をおいて冷静な気持ちで写真を選ぶ。
 (大多数の写真を没にしまくる)
⑤ブログに載せる。

比べて見ると、自分はRAW現像をしないなぁと。
これはもう主義主張がある訳でもなんでもなく、撮って出しこそ写真!!とか全く
なく、ただただ面倒くさい、と(苦笑)

面倒くさいというのはちょっと言葉が乱暴なんですが、現像をするためには家での、
パソコンに向かう時間を確保する必要があり、そのためには睡眠時間か家族との時間
を削る必要があるんですが、その時間を確保するパワーを面倒くさがっているという。
(一緒か(笑))
写真を選ぶ時間があるので、撮る枚数減らして一枚一枚を大切に撮影すれば現像時間を
確保できる気もしなくはないですが。

そして、被写体を探すっていう事をしないなぁと。

暮らしの中でふっと目についたときに撮っている。ので、撮れない時は全然撮れない。
ふっという気づきが訪れないっていうこともしょっちゅうで。
そして自分がこの工程の中で一番楽しいのはそういう気づきが訪れてシャッターを
押す瞬間、撮る瞬間だなぁと。
それが本当に楽しくて楽しくて!!
しかし構図も設定も何も変わらない写真が後で見返すと山ほどあって、間違い探しで
すらないっていうこともあり。
なんでこんなに全く同じ写真を撮ってるんだよ!!って自分で思ったりもします。
(答え=撮るのが楽しいからひたすら撮ってしまう)
大切に一枚を撮ろうっていう事からは程遠いです。
(その場で見て美しい!って思って、そしてそれを撮って、プレビューで見て
 ええ?しょぼい。と思って構図を工夫して視点を変えて、みたいな撮り方も
 するときはありますが)

そしてブログを書く時も楽しいです。こうやって振り返ることで自分の事が
見えてくるなぁっていう。
自分の写真もまた改めて撮った時の気持ち抜きで見返すのでそれもまた楽しい。
(写真を没にしているときは、ほんとダメ写真ばっかだな~っていうしょぼんと
 した気持ちですけど(笑))

もちろん、人に見てほしい、何なら人気も出てほしい(笑)っていう
下心はたっぷりなんですが、そのための努力、おもてなしというか、
人に見てもらうためによい被写体を探したり、RAW現像で自分のイメージした
自分が感じた景色に近づける努力、そういったことを全くしてないという。
なんていうか独りよがり、それこそ、メモのように書きなぐった日記を無理やり
人に見てもらっているという実に乱暴なスタイル。
撮るときは一生懸命撮ってますが、それもこれも自分が楽しく撮っているっていう
ことでしかなく、実に自己満足の極みであって、それをブログで放っているんだなぁ
と気づきました。
(文章もこれはっきり自覚ありますがいわゆるお気持ち表明ですしね)

写真はコミュニケーション、とか、人に見てもらうには見てもらう相手のことを
考えて、とか、独りよがりはだめ、という記事を見るたびに冷や汗ですし、
それが実に当てはまっているし、耳が痛いことこの上ないです。

でも、こういう独りよがりを見てくださる方がいらっしゃる。そのことに
もう120%くらい甘えていて、楽しくて楽しくてしょうがない日記写真を
これからも撮り続けてブログに上げ続けていこうと思いました。


読んでくださるみなさま、心から感謝ですm(_ _)m
そして、自分のスタイルに対する気づきをいただいたみやたんさん、
ありがとうございます!!