空色のパノラマ

空色のパノラマ

なにげない毎日の中にひっそり佇むささやかで見落とされがちな奇跡を、X100Fとクラシッククロームで綴る日記。

自分の理想の人間像は息子です。

※撮影:2023年5月。茶臼山動物園、白樺リゾート・ファミリーランド。
 カメラ:X100F。フィルムシミュレーション:クラシッククローム。
 絞り優先モード、WB:晴天R:-3/B:-2、ハイライト0、シャドウ:-1、カラー:-1、
 DR:100、NR:-4、シャープネス:0、グレインエフェクト:弱。

僕の住んでいる長野県にも動物園がありまして、象や亀の写真がそれです。
うちからは1時間半くらい。
そしてうちからは1時間かからない高原に、遊園地があります。
まぁ都会に比べたら小さい小さい遊園地ですが、うちの子供たちはここが好きで、
見てわかる通り素朴なジェットコースターに並ぶのが大嫌いな僕が2時間以上並んで
親戚の子供とあわせてみんなを無事乗せられました。
この笑顔が撮れたので満足!!(並んでいる間はずーっとジェットコースターを流し撮りの
練習していたので実はそれほど嫌ではありませんでした(笑))

そんな家族なんですが、今子供達は夏休み中で、朝は庭の草取りのお手伝いをしてくれて
います。
この間、草取りしている息子の姿が見えなかったのでどこに行ったかな、と思ったら、
うちの先の道路の草取りをしていました。
我が家は道路からずっと奥に入った突き当たりで、そこまでには家も何軒も並んでいて、
僕なんかだと他の家が草取りしてくれてもいいんじゃない、っていうような道路から入った
すぐのところを黙々と取っていて、戻ってからも別にそのことを言うでもなく、いつもの
庭の草取りを終えた時と同じように普通にしていました。

自分なんかは、損とか考えずに人に親切にしよう、とかは考えますが、それってベースに
損得、って考えがありますし、きっとそういうことしたらこんなに頑張ったよ!って
家族に言うような気がしていて。
そんなことを多分少しも考えず、淡々と、毎日草を取っているのでだんだん庭から草が
なくなり、草のあるところ、あ、道路のところだ、と自然な流れでそんなふうに損得なんて
微塵も考えずにやっている息子がかっこいいと思いました。

自分が考える理想の人間像ってそのまま息子だよな、っていつも感じる日々です。