空色のパノラマ

空色のパノラマ

なにげない毎日の中にひっそり佇むささやかで見落とされがちな奇跡を、X100Fとクラシッククロームで綴る日記。

パラリンピック、めちゃくちゃ感動と衝撃を受けています。

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 ※撮影:2021年5月。通勤途中、諏訪湖、自宅。 

とても恥ずかしいことを白状します。
そういう風に見ることがすごく失礼、あるいは上から目線と分かっているんですが、
つい無意識で、障害のある方を見るときに、かわいそう、とか、
障害があるのに頑張っている、みたいな気持ちが心の中にないか、
と言われるとどっかにやっぱあったような気がします。

しかし、パラリンピックの開会式を見てそんな意識はぶっとびました。
演出もすごくよく、ストーリーも分かりやすくまとまっていて、
光もきれいだし、主役の女の子もすごいよくて、最高だったんですが、
(デコトラ!若冲!!おお、日本の伝統のこういう見せ方あったか!!!
 っていうのもすごいよかったですが)
一番いいなぁと思ったのが、パフォーマーや演奏者、ダンサーの
障害者の方です。

全盲のギタリストや、片足がなかったり下半身が不自由なダンサーが、
特にめちゃくちゃかっこよかった。
目が見えないのにかっこいい、足がないのにかっこいい、じゃなくて、
目が見えないから(あの弾き方になっている)それが無茶苦茶かっこいい、
足がないからあの表現ができる、だからかっこいい、という、
それは自分にないもの、憧れ、すごい、っていうもう素直に見上げる
気持ちでワクワクして興奮して、自分の意識が変わったのを感じました。

翌日、車いすラグビーを見ました。
これも、足の悪い人が補助で車いすを使ってラグビーをしている、
じゃなくて、車いすっていう武器を使って激しく戦うスポーツ!!
すげー!!!!
っていう、そのスピードとぶつかり合いの激しさと正確さに、
ただただ興奮していました!!

もしかしたら不謹慎な言葉になってしまうかもしれませんが、素直な言葉を書きます。
ここで感じたことは・・・障害を持っている人の普段の苦労とかそういうのはきっと
たくさん、僕には想像できないことがたくさんあると思うんですが、それでも、
今僕に見えているのは、とびきりの個性、強み、輝きを持っている人たちが、
自分にできないことを見極め、そしてできることを最大限まで、極限まで鍛え上げて
それを披露している姿でした。
考えてみたら、テレビに出ない障害を持っている人が毎日の中でやってることも
そうだし、いわゆる障害を持ってない僕たちだってやっていることは同じ。
そうか、みんな変わらず、自分にできることを頑張って、楽しんで、そしてその中で
飛びぬけた選ばれた人たちがオリンピック、パラリンピックの場に立っているっていう
ごくごく普通の感想を強く強く持ちました。

今、僕の中にはもはや哀れみなんてものは少しもなく、憧れとかっこいい!!っていう
思いのみがあります。