写真を撮るのは日常の中、暮らしの中で、写真をとるために出かけるということは
ない。
その変わり、カメラは肌身離さず、通勤でも散歩でも子供と遊ぶ時でもどんなときも
持ち歩いているんだけど、そうなるとまぁ写真は基本的にとりとめのない写真ばかり
増えていく。
しかも、通勤は自転車でだいたい同じようなルート、休みの日は子供といつもの
公園で遊んでいる、と平日も休日も同じような毎日なので同じ被写体が
ずらずらと並んでいる。
でも。
それがとても楽しい。
同じような日々でも毎日が新鮮で、同じことの繰り返しの中に新しさもあるし、
自分の心の動きもあって、楽しさも苦しさも停滞も成長もある。
そんな気持ちに寄り添うように、人が見たら同じで自分にとっては新鮮な
写真が増えていく。
一見代わり映えのしないとりとめのない写真を選んでいるときが
一番楽しい。