空色のパノラマ

空色のパノラマ

なにげない毎日の中にひっそり佇むささやかで見落とされがちな奇跡を、X100Fとクラシッククロームで綴る日記。

写真における明るさと暗さ。

※撮影:2023年1月~2月。近所。
 カメラ:X100F。フィルムシミュレーション:クラシッククローム。
   絞り優先モード、WB:晴天・R:-3/B:-2、ハイライト:-1、シャドウ:-1、カラー:-1。
   DR:AUTO、NR:-4、シャープネス:−2、グレインエフェクト:弱。

自分は光と影、明暗、を撮るのが好きです。
悩ましいのが、どのくらいの明るさ(暗さ)にするのか、どのくらいのコントラストの
強弱をつけるのか。
結構明暗差がある被写体を好むので、どのくらいの明るさにするかでかなり印象が
変わります。
(もちろん、どんな写真も明るさで印象変わるんですけどね)

光のキラッとした感じが撮りたくて、思いっきり暗くして光を強調したり(一枚目)、
光は強調しつつも、影の中の様子も少し見せたくて明るくしたり(二枚目)、
もう少し穏やかに光~影を描写したくてさらに明るく、でも明るすぎて趣が消えないよう
にしたり(三枚目)。

これって、後から結果としてそういうのを選んだだけで、実際には、例えばここで
上げたことを撮ってる時には決断はできず、どのくらいの明るさがいいかな~と
悩みながらいろいろ明るさを変えて撮っています。
そして後から選ぶときも、そのいろいろ明暗のバリエーションの中から、やっぱり悩み
ながら、
どれが一番いいかな~ってなかなか決められない中で選んでいます。

単純にどれが一番かっこいいかっていう観点で、そしてどれが一番説明的な写真では
ないか、という基準で選んでいます。
(個人的な好みですが、写真を見たときにその場の説明になっているよりも、より
 先に、そしてより大きく、感情が何らか動く写真、というものを好んでいます)

そうやって絞っても1枚に絞れなくて、最後には、撮った時何を感じてたっけ?という
観点で決めています。