空色のパノラマ

空色のパノラマ

なにげない毎日の中にひっそり佇むささやかで見落とされがちな奇跡を、X100Fとクラシッククロームで綴る日記。

小さな、でも自分にとってはとても大きな、やり遂げたこと。あるいは、子供って大人が思っているよりすごいということ。

※撮影:2023年1月。諏訪大社秋宮、諏訪湖、近所。
  カメラ:X100F。フィルムシミュレーション:クラシッククローム。
  絞り優先モード、WB:晴天・R:-3/B:-2、ハイライト:-1、シャドウ:-1、カラー:-1。
  DR:AUTO、NR:-4、シャープネス:−2、グレインエフェクト:弱。

そういえば昔、その人がどういうカメラの設定で写真を撮っているすごく知りたかったな、
ということを唐突に思い出して、設定を書き出してみました。
度々ブログにも書いていますが、jpg撮って出しなのと、設定はほとんど変えないので
ここに上がっている写真はじめ、ほとんどがこの設定のはず。
フィルムシミュレーションも変えないですし、WBも室内照明のときくらいしか変えない。
その場で変えるのは絞り値と露出補正くらいということで。
誰かの参考になれば幸いかな〜と。

最近は世の中すごいニュースが連発。それも誰かが成し遂げた、という喜ばしいニュースで
自分も大変興奮させられております。
そんな中、自分自身の中でも成し遂げたなぁと思えたのがPTAの歓送迎会です。
ここ数年はコロナで実施されてなくて、その前はまだ子供が少なかったころに
(幸いなことにうちの地区はここ数年子供の数が増えていまして)
みんなで映画を見に行く、っていう企画で。人数が増えた今は予算的にも無理。
そこで一から考えたのが、カードゲームの人狼を全員でやろう、っていう企画でした。

前も書きましたが、自分は本当にオリジナルなことを考えるのは苦手で、うーんうーん、
とうなって苦しんでいました。
子供の頃はいじめられっこだったりして地域活動も休みがちで、子供が集まるだけで楽しい
のか?っていう懐疑的な気持ちもどこかにあったことも否めず、どうしたらいいんだろう、
って延々考えてました。
でもどうしようもなく煮詰まったので家族に相談して、そのときに、それ以前からも
アイデアとして僕の頭にあったのが、人狼はどうだろうか?でした。
うちの子供たちが近所の子供たちと庭でよく人狼をやって遊んでいるのを目にしていて。
それで相談したら、いいんじゃない?と。その一言であっさり決まりました。

とはいえ、僕自身がやったことなかったので、その後近所の子供で集まって遊んでいる
ときに混ぜてもらって一緒にやったり、ネットで動画を見たりしていくうちに、
・・・これは・・・結構難しいぞ、と。歓送迎会は新一年生も来るので、高学年はいい
けど、小さい子にこれを理解させる(配られたカードの「役割」を果たし、そして
役割によっては正体がばれないように嘘をつく)のは難しい・・・と案内を出してから
汗ダラダラ。

その後も子供たちに相談しながら、娘に役割の大きいイラストを描いてもらって
文字が読めなくてもそれを見れば役割が分かるようにしたり、なるべく簡単にルールを
変えたり説明文を書いたり。

そうこうやっていくうちに、なんだか当日が楽しみになってきて迎えた本番。
半分くらいの子供がやったことがなかったんですが、新一年生も、小さい子も、やったこと
なかった子供も楽しかった、と最後に感想を言ってくれて、みんなでゲームができました。

一緒にやったり見ていて思ったのは、子供って大人が思っているよりもずっとすごい。
しっかりした子がリードしてくれたり、あるいは、普段は全然コントロールが効かない
子供が上級生が苦戦しているのを見てアドバイスしたりリードしたり、思わぬ子が
リーダーシップを発揮したり、気配りを見せたり。
なんか結構、いや、すごく、そういう姿に感動させられました

一地区の小さい行事で、もしかしたら子供が集まるだけで楽しかった、そういう楽しみが
最初から約束されていたのかもしれませんが、それでも、自分にとっては、一から
考えて、家族に協力してもらって、そして当日を楽しく終えられた。
すごくやり遂げた感のある、大切な経験になったと思っています。