空色のパノラマ

空色のパノラマ

なにげない毎日の中にひっそり佇むささやかで見落とされがちな奇跡を、X100Fとクラシッククロームで綴る日記。

9月の青空と、諏訪湖と、いつの間にか他の人の写真と比べなくなりました、と。

※撮影:2022年9月。諏訪湖

なんとなく印象として、今年は9月に入ってからの方が晴れた日が多かったかな、と。
というよりは8月が雨が多かったかな。
そんな天気と相まって、写真を見返すとこの頃は自分にとって気持ちのいい水色、空色、の
写真が撮れてたなぁと思います。

そして、ふと気づくと、他の人の写真と比べてコンプレックスを持つことが
なくなってるな、と。
そもそも他の人の撮る写真と自分の写真って、被写体も違うし、被写体が同じでも
目線や、その場から撮りたいもの、切り取りたいものが違うし、自分の作った肉じゃがと
他の人のは豪華なカレーだとしても、それを美味しいと思っても比べるものじゃない
でしょ、と今は普通にそう思うのですが、以前は、それを比べて結構しょぼんとしてたな、
と。

何が変わったかはよく分からないんですが、とはいえ自分がうまくなった、ってことは
全くないです。
全くない、っていうと自分が可愛そうなんですが(笑)、今もって他の人の写真は
すごい!!って感じることがほとんどで、いいと思った写真は真似しまくったり
してるんですが、自分が下手すぎて似てこないっていう、なんならこの下手さが
個性なんじゃないか、なんて思ったりしてるんですが(笑)
(ここでいう下手とかっていうのは、単に機械的な技術にとどまらず、構図や構成、
 フレーミング、そしてアイデアまで含めたものです)

むしろ、自分の撮りたいもの、ものというか情景、印象がまったく撮れなくて
試行錯誤しているので他人と比べるどころじゃない、っていうのが当たってるかもです。
(今自分が撮りたくて撮れないもの・・・朝のまぶしさ、光のきらめき、植物の透明感)
そんな試行錯誤も、撮れなくて追い込まれているというよりは、いろいろ試すのが楽しい、
という感じでいつか撮れればいいな、な感じだし、他の撮りたいものは撮れてきてるし、
いい感じでカメラを楽しめているな、と感じています。