空色のパノラマ

空色のパノラマ

なにげない毎日の中にひっそり佇むささやかで見落とされがちな奇跡を、X100Fとクラシッククロームで綴る日記。

自分のやりたいことの第一歩を踏み出した(ということにしよう)

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 ※撮影:2020年3月。近所。

以前にブログで今だけを見て生きる(生きたい)、ということを書きました。
基本的に、先のこと、まだ訪れていないことを思い煩うより、今この瞬間を
大切にしてこの瞬間に生きていこう、という意思表明な訳ですが・・・

しかしながら、どうしても避けられない、絶対に訪れる将来の決断というものが
あり、そしてそれは、準備なしでその瞬間を迎えたらまずいというものでもあります。
 
一つは定年。自分は今45歳なので、普通には60歳、15年後に訪れます。
これがまだまだ先なのかもうすぐそこなのか
 
そしてもう一つ、多分この先10年以内に訪れるであろうことですが、
先日政府の発表で、市町村などのシステムを統一していく、という内容がありました。
話しとしては以前からあり、スローガンレベルだったのが、いよいよもう待ったなし、
具体的に推し進める、という段階になりました。
あんまりそういうイメージないかもしれませんが、いったんこうなれば絶対に
そうなります。
 
で。
 
私は今、市町村のシステム保守の仕事を請け負う会社に勤めています。
これが、全国統一システムになれば、今は市町村ごとに
それぞれ別の会社の
システムを使っている状態ですが、これがシステムの維持、管理、改良といったことに
割く人間というのは大幅に削ることができます。要はこれがコストダウンな訳ですが。
それはとてもいいことで、全体としては必要なことなので、だから推し進められる
訳ですが、その結果、大幅に削られた人間というものがあぶれる訳です。
そしてうちの会社はまさに削られる側。冷静に判断すれば間違いなくそうなります。
いつ決定的な瞬間が訪れるかは分かりませんが、必ずそうなると思います。
 
つまり、定年を待たずに今後どうしていけばいいのか、ということに直面します。
(今の会社に残ろうと辞めようと。どちらにしても今のままの仕事という選択肢は
 ない訳です)
 
以前に経済産業省主催のセミナーに参加したり、ビジネス関係の文章なんかを
見たことがありますが、細かい相違はあれど、おおむね全体としては、終身雇用が
崩れ、会社に属するという生き方ではなく、個人として何ができるかを問われ、
何をやりたいか、やりたいことをビジネスにしていく時代が来る、と。
間違いなくそうなっていく。だから自覚的にそこを追及する必要があるし、
逆にいたるところにチャンスがあるといえる、という。
 
・・・その手の話しに触れるたびに、自分にできること、やりたいことを考えるの
ですが、、うーん、うーん、とうなってしまいます。
やる気に満ちている人や開拓精神に溢れた人、勇気がある人、能力のある人はいい。
でも会社に属してコツコツやるしか能のない自分はどうすりゃいいんだよ、と弱気に
なったりします。
 
今を生きる、ということ自体は大切な考え方だと思っていますが、将来を
直視することから逃げる視点も含まれてるな、ということは正直あります。
 
そんな中。
 
先日、決裁をもらうために社内の偉い人達向けに会議を開いて説明する機会が
ありました。
今の会社に入ってから初めてのことで、始まる前はそれなりに緊張もしてたんですが、
始まってみると、まぁこれが楽しくて楽しくて。自分がやりたいことを話して、それに
対して意見をもらって、修正して、とりまとめて、という過程が実に楽しいなぁと。
 
以前に転職を余儀なくされたとき、この先どうしようと考えたときに、
人と話しをしたい、人の手助けをしたい、そして自分の生まれ故郷であるこの町に
貢献したい、ということを思い、しかしそれを自分の力で成し遂げる、仕事にする、
食べていくというところまではアイデアが出なくて、今の会社を選択した経緯がありました。
その後、今の仕事をしていても、コツコツとやり遂げるのも楽しいけど、それ以上に
お客さんと話しをして、問い合わせだったり相談だったり、それを解決していくのが
大変でもあり一番楽しいと感じていました。
とすると、結局自分の芯はそこにあるんだろうな、と。
 
人と話したい。人の手助けをしたい。故郷に貢献したい。
まったくもって具体性もないですし、実にふわふわした考えだな、と思うのですが、
しかしそれなりに自分も20年以上社会人をやってきて仕事をしてきて得た今の
考えなので、この思いを大事にして、この先何かを見つけていこう、と思いました。
 
結局、それ以前と同様、具体的な方策はなく、やはりこの先どうすればいいかは
まだまだ探していかなければならないんですが、しかし何もわからず途方にくれる
というよりは、少なくとも、(人と比べて優れているかどうかは別として)
自分の中で一番優れている能力、自分の中でやりたい方向性は見えたので、
この考えに至ったという一点で、自分としてはやりたいことの第一歩を踏み出した、
ということにしたいと思います(^_^)