空色のパノラマ

空色のパノラマ

なにげない毎日の中にひっそり佇むささやかで見落とされがちな奇跡を、X100Fとクラシッククロームで綴る日記。

転ばぬ先の杖をしまって、転んで起き上がって歩き出すまでを。

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仕事では、気を使って頭を使って、何かトラブルが起きないよう気持ちよく
事態が進むよう、
転ばぬ先の杖を一つでも多く心がけることが大切だと思います。

で。
今度は子育てなんですが、仕事とは違って、どこまで転ばぬ先の杖を我慢できるかが
大切だな、と感じています。
子供を見ていると、あー準備が足りないなー、気が付いてないなー、危ないなー、
これは失敗するなー、
って思うことがたくさんあります。
そんなとき、つい、口に出してしまいそうになりますし、実際に口に出してしまう
こともしばしば。

でも、人から言われて事前に回避できたことってなかなか身につかない。
もしくは応用が利かない。言われたからそうした、というだけで自分のものではない。

自分で考えて、あるいは特に考えなくて、そして自分で行動して、その結果、
失敗したり、痛い目見たり、
人を傷つけたり、自分を傷つけたり、
つらい目にあったり悲しい目にあったり・・・

だからこそ
、じゃあ次はこうしてみよう、とか、もうこんな目には合いたくない、
じゃあ
どうしよう、ってことで初めて生きた知識として吸収される準備ができる。
そして、
こういった失敗の経験それ自体が人間に深みを与えていくわけです。
そうして初めて、心と体が鍛えられていくと思います。


だから、命にかかわらない、本当に取り返しがつかない、こと以外はどんどんやって
どんどん失敗した方がいいと思う。
 
だけどもねぇ、分かっていてもついつい杖を出してしまう。
学校遅れそうならもっと急げよ~とか言っちゃう。
でもやっぱり、それは遅れた方がいいと思う。

子供が○○したい、とか意見を言ったときに、絶対それ違うわ、と思っても
それは口に出さない。

いろんな、のどまで出かかる言葉を飲み込み、転んだあともぐっとこらえ、
本人が起き上がって歩き出すまでを、近すぎず遠すぎず、何かあればフォローをする、という距離感で見守っていかなきゃ、と親もまた成長しようとする日々です。