空色のパノラマ

空色のパノラマ

なにげない毎日の中にひっそり佇むささやかで見落とされがちな奇跡を、X100Fとクラシッククロームで綴る日記。

庭にやってきたハナミズキ

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6年前に家を建て、4年前に息子と娘と一緒に庭づくりを始め、3年前に人から
いただいて庭に植えたハナミズキ
最初の年は日照りと高温、次の年と今年は台風、と厳しい夏でしたがどうにか乗り切り
しっかり根付いてきたようです。
裏庭にはドングリを、前庭にはハナミズキヤマボウシを植えましたが、
ドングリは毎年ぐんぐん大きくなっていくのに対してハナミズキヤマボウシ
じっくりじっくり、ぱっと見にはちっとも大きくなってないようで、でも気づいたら
前よりも枝振りが大きく、葉っぱが茂り、背も高くなっていました。
(ドングリの一本はぐんぐん大きくなっていくなぁと思っていたら今年の台風で
 途中から折れてしまいました。とても悲しかったですが、そこからまた新しい
 芽が復活しました)

家を建てたのは実家の庭。以前は畑と何本もの木、特に大きな栗の木があった場所を
つぶして建てました。
間接的にですが、家を建てるために(接道の確保のために)田んぼも手放し、今では
住宅地になっています。

そのときは家は建てたくて勢いで突き進みましたが、実際に土地の造成をしたときに
わかってはいたけど様子を目の当たりにし、そして建てた後、
ずっとずっと、森と畑と田んぼを潰したことに罪悪感を抱いていました。

あるとき、ただ後悔するくらいなら行動しよう、と思いました。
誰のためでもなく、自分の心のために、小さくてもいいから森をつくろう、そのために
まずは庭をつくろう、と駐車場にしていた場所を(離れた場所に有料の駐車場を
借りて車をどかして)整備しました。
砂利をどけて芝生を植えて木を植えて・・・4年たって少しは見られる場所になって
きました。
何よりうれしかったのが、庭づくりにまだ小さい子供達が興味を示してくれて、砂利を
どけるところからずっと、一緒に庭づくりをしてくれていることです。
(今でも水やりも芝刈りも草取りも一緒にやってくれます)
そして庭をとても気に入ってくれてそこで遊び、ここを森にするぞ、と盛り上がって
くれることです。
その様子を見るたびに、いろいろとあるけど、あったけど、犠牲にしたものも
決して小さくないけど、よかったなぁと救われる気持ちになります。