空色のパノラマ

空色のパノラマ

なにげない毎日の中にひっそり佇むささやかで見落とされがちな奇跡を、X100Fとクラシッククロームで綴る日記。

主役と背景が決められず、結局ありのまま。

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えー、梅ですね、はい、梅です。
日付を見たら4月です・・・毎日常にカメラを持ち歩いて日常の中で写真を
撮っていてどんどん写真は溜まっていく一方、ブログのUPはマイペース、
おおよそ週に一回なのでその差は開くばかりでこんな前の写真をUPすることに
なってしまっております。
撮った写真を厳選してるつもりなんですがなんせ自分に甘いので。

さて、写真の教科書的なものを見ますと、伝えたいもの、テーマを絞り、
それを伝えるための工夫としていろいろな構図や明るさ、考え方があると
すごく乱暴に言えばそういうことだと思いますが、僕はこのテーマが絞れないんです
よね。
今回の写真で言えば、梅の花がきれいだな〜と思っている訳ですが、それと同時に
背景の青空もきれいだな〜と思っている訳です。
正確に言えば、青空と梅、が目に入ってきたときにすごく綺麗だ、と感動しています。
(さらに言えば、黒い枝がある梅の花、電線のある青空、それら全部が綺麗)

スナップ写真ばっかり撮っているんですが、パッと目に入ったものに感動する、
そしたら自分は何に感動したんだろう、って考えるんですが、それが絞れないことが
多々ありまして・・・青空は背景ではなく、梅も主役ではなく・・・
結果主題が決まらない、見る人からすると雑然とした整理されていない写真に
なってしまいます。

一応美術の勉強をしていたこともあり、絵画、写真、デザイン・・・およそ
視覚に訴えるものは強調と省略、余分なものをそぎ落とすことが大切ということは
よーくわかっております。
が、できないんですよね・・・まぁ鋭い視点というものに欠けているというか、
審美眼、厳しさが足りないんだろうなぁと思っています。

ただまぁ、とはいえ、自分が美しいと感じている、感動しているのは事実なので、
結局、目に見えたまま、ありのままを写真に写し取り、こんなんなんです、と
お出しするしかないなぁと。いえ、お出ししたいんだな、と思った次第です。