空色のパノラマ

空色のパノラマ

なにげない毎日の中にひっそり佇むささやかで見落とされがちな奇跡を、X100Fとクラシッククロームで綴る日記。

できて当たり前、は決して当たり前じゃない。

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今の自分の仕事はどちらかといえばディフェンシブといいますか、平穏に過ぎれば
何もなく、ミスをしたりすれば大事になるという仕事で。
つまり怒られることはあっても褒められることはないというか。
先日同僚がミスをした〜とへこんでいた。

世の中のニュースも。何か(悪いことが)起こればニュースになるけど、
今日も無事に電車が運行しました、車が歩行者の横断を待っていました、
そんなことはニュースにならない。

人間関係も家族も子育てもそうかもしれない。
日々の目立たないことはそのまま目立たずに気づかずにすぎて、
何かやらかせば怒ったり怒られたり、口に出さなくてもそのことがその人の
印象として頭に残ったり。

でも。

毎日の繰り返しであっても、いつもやっていることであっても、それをまた
今日も同じようにするのは簡単じゃない。
体が覚えていることでも急に混乱したり、ふとわからなくなったり、
あるいは毎日緊張しながらやっていることだったり。
だから確認する。これでよかったっけと悩む。でも前に進むしかない。
体の感覚を信じる。記憶を信じる。
そんな努力を寸断なくしている結果、何もない1日が完成する。

だから。

ミスはよくないし、叱られたりするのも当然だけど、だからといって
そこだけに注目して相手を、自分を評価しない。
その一回以外の膨大な何もなかった1日の積み重ねに目を向けて、
感謝したい、尊敬したい、頭を下げたい。
そんな何もないことに気づける人間になりたいと思った。