空色のパノラマ

空色のパノラマ

なにげない毎日の中にひっそり佇むささやかで見落とされがちな奇跡を、X100Fとクラシッククロームで綴る日記。

このたび会社をやめました〜その5。途方に暮れる、そして失業を恥ずかしいと思う。

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この短期集中(にしたい)連載ですが、完全リアルタイムではないですが、
ほんの二週間〜一週間ほど前のことを書いております。
ですのでまだ出口も見えてない状態なんですが、そんなときの生々しい状態を
書いて読んでいただくのもまた、インターネットならではで書くことで自分の気持ちの
整理と、それ以上に、どこかの誰かの何かにほんの少しでも力になれれば、という
思いで書いております。
どんな出口に続くやら・・・

ということで、前職に対するもやもやした気持ちとその幕引きを前回に書きました。
平行して、失業を受け入れて行動せねば、と思ったんですが、基本的には
途方に暮れました。
そして、職を失ったことを恥ずかしい、と思っていました。
だから、おおっぴらに人に言えず、家族以外には(隣に住んでいる親も含めて)
こそこそと何となくそこはかとなく隠していました。

ハローワークには行って、仕事情報を眺めて収集していましたが、
そうするしかないんだよね、という諦観というか、とりあえず求職活動しています
という(自分の心に向けての)ポーズというか。
ある意味では現実逃避でした。

今から思えば、自分の価値というものを物心ついたときから、「自分なんて」という
風に捉えてきていて、前の会社が(組織はともかく)理念や活動はとても素晴らしく、
そこで働いている自分は充実している、という所属意識で自己肯定していた部分も
あって、それが外れてしまった、自分のアイデンティティの土台が外れてしまった、
しかも(ある意味で)向こうから用済みと言われた、ということで
非常にぐらぐらと、自分の無価値感に苛まれていたと思います。

先への不安、自分自身の価値観の喪失。
ため息と眉間にシワがよる日々でした。