空色のパノラマ

空色のパノラマ

なにげない毎日の中にひっそり佇むささやかで見落とされがちな奇跡を、X100Fとクラシッククロームで綴る日記。

光、闇、線についての話、または三つ子の魂百まで

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青色が好きで直線が好きで闇(影)の中に光が指す光景が好き。

最近青い写真ばっかりだなぁと思って振り返ってみたら

ずっと昔からこんな要素に惹かれていたなと気づきました。

それも相当惹かれています。

 

いつからこんなに惹かれるんだろうと考えみると思い当たったのが

小学校の頃、まだゲームセンターが不良の溜まり場だった時代、

優等生を装っていた自分はファミコンの凄いのがある、という噂を耳にし

真っ暗で怖いお兄さんたむろしている大人の世界に、学校にばれたら

どうしようとドキドキしながら、

そしてその場の雰囲気にドキドキしながらこっそりと入って行きました。

 

そのときに、真っ黒な宇宙空間の中を青く眩しい光の線が伸びているゲームの画面を

目にしました。

それはとても神秘的で、とても美しく、日常とは全く違う異世界であり、未来であり

田舎の小学生は宇宙空間を感じたのでした。

 

もう30年以上も昔の話で、今から思えばただのデパートの中のゲームコーナーで、

普通の高校生がたむろしてただけだし、このゲーム「グラディウス」も

今見たら懐かしいと思うだけですが、当時はとても衝撃的で、そのときの体験が

どうやら未だに根付いていて、自分という人間の根幹をかたちづくっているようです。