空色のパノラマ

空色のパノラマ

なにげない毎日の中にひっそり佇むささやかで見落とされがちな奇跡を、X100Fとクラシッククロームで綴る日記。

穏やかな日々を当たり前と思い、傲慢になり、息子をコントロールしようとした話

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おがげさまで平穏無事な日々が続いている。
大きなトラブルや心を追い詰められるような事態もなく。
よかったよかった。めでたしめでたし。
とならないのが僕の未熟なところでして。

この穏やかな状態が続いている内にいつの間にかだんだんそれを当たり前のように
捉えて、いつの間にか謙虚さが後ろに引っ込んで傲慢になっていた。
傲慢とは何か?それは自分以外の人、物事に対して不満を抱いたり、イライラしたり、
あるいはコントロールしようとしだすこと。

僕は毎朝息子と走っているけど、最近、息子のタイムがだんだん遅くなってきていて、
これは手を抜いているんじゃないか?と思って息子にちょっと説教みたいなことを
した。
そのとき妻に咎められてハッと気づいた。
もともと、息子が自発的に次のマラソン大会でいい記録を出したいから毎朝走る、
と言い出して、まだ小学校1年生だった(今は2年生)ので付き添いってことで
一緒に走ったのが始まりだった。
息子のやりたいことで息子の課題であったのに、いつの間にかそれを自分のこととして
捉え、もっと頑張らせたい、というようにむくむくと相手をコントロールする気持ちが
溜まってきていて、ついついそんな相手の課題に土足で踏み込むような真似をしてしまった。

振り返ってみれば、自転車通勤を始めた頃は毎日が新鮮で楽しかったのに最近は
マナーの悪い車に苛立つことが多くなったり、何か周りに対して無意識に自分の
思い通りにさせようとしていたことに気づいた。

自分で思い通りにしていいのは、するべきなのは自分自身だけで、それ以外の
ものに対しては尊敬を持って接するのが大切だと思う。
尊敬を持つというのはへり下るという意味ではなく、あるがままを尊重して
受け入れるということ。
思い通りにするなんて論外。
でもいつの間にか、周りへの謙虚さと感謝が薄れて傲慢になっていた。

以前は、そんなことを(痛いところを)妻に指摘されたら余計にイラッとして
反発していたけど、今は、そこでハッと気づいて、息子にも謝罪して、
また以前のように、自分で走る息子を尊重して一緒に走れるようになった。
そして、周りに対しても素直な気持ちで向かえるようになったので、
失敗から学べるようになったということでそこは自分を褒めておこうと思う。
(なんにしても自分を褒めるのは大切なので!!)