これは、この投稿への、自分自身に対しての回答になります。
このたび会社をやめました〜その4。前の会社への気持ちが折れる。 - 空色のパノラマ
きっかけは、とある日、友人と飲んで話しをしたときのことです。
自分が群馬に単身赴任していたときに知り合った仲間で、口が悪く、遠慮がなく、
そしてとても優しい、という困った人なんですが(笑)
彼に今までの経緯を話したときに、ずばっと言われました。
私:みんなが離れていったように感じているんだよね。
彼:それ逆だね。君が離れて行ったんだよ。みんなはそう感じて悲しかったんだろうよ。
曰く、君の上司としての、というか人間としてのスタイルは、一生懸命で、
相手を思いやることだよね、で、能力は特に秀でているわけでもなく、
上司としては引っ張るタイプじゃないよね。
それがすごくよかったんだよね。みんなが、もうしょうがねぇな、いっちょ
助けてみんなで頑張ろう、っていう風にここまできてた。
でもあるとき、立派な上司になろうとした、みんなを引っ張ろうとした、
楽しく笑っていたのがしかめっつらになったんじゃない?
だから、みんな、あの人が離れて行った、と感じたんじゃないかな。
グサグサ刺さりました。思い当たる節がありすぎました。
ああ、そうだったか・・・すごく納得しました。
売り上げ目標とか、そういうのにがんじがらめになり、できもしないスタイルを
やろうとして、その結果自分が息苦しくなり、そして周りも息苦しくなっていた。
こういう風にしたのは自分だったんだな、と。
そうだったんだなー。
でも、後悔はなかったです。
今回、こういう結果になったことで、やっとそこに気づけました。
今すごく苦しいけど、自分の進む道、やること、そんなことを初めて
考えました。
だから・・・これもいい機会だったな、と思います。
みんなには迷惑かけたし、苦しめてしまったけど、まぁ・・・ごめんね。
そしてそれよりも。
失業した今、好きなことをやれ、と言われ、それに給料を出して
もらえるということがどれだけ奇跡に近いような幸せなことか。
やりたいことをやって、お客様とつながって、仲間と繋がれたことが
どれだけ自分の人生を豊かにしたか。
だからこそ。自分の人生にとってとても大切な、本当に素晴らしい9年間でした。
仲間たちに、きちんと言えなかった言葉を。
ありがとう。お世話になりました。