空色のパノラマ

空色のパノラマ

なにげない毎日の中にひっそり佇むささやかで見落とされがちな奇跡を、X100Fとクラシッククロームで綴る日記。

このたび会社をやめました〜その10。前の会社の仲間へ。ありがとう。

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これは、この投稿への、自分自身に対しての回答になります。

このたび会社をやめました〜その4。前の会社への気持ちが折れる。 - 空色のパノラマ

きっかけは、とある日、友人と飲んで話しをしたときのことです。
自分が群馬に単身赴任していたときに知り合った仲間で、口が悪く、遠慮がなく、
そしてとても優しい、という困った人なんですが(笑)

彼に今までの経緯を話したときに、ずばっと言われました。
私:みんなが離れていったように感じているんだよね。
彼:それ逆だね。君が離れて行ったんだよ。みんなはそう感じて悲しかったんだろうよ。

曰く、君の上司としての、というか人間としてのスタイルは、一生懸命で、
相手を思いやることだよね、で、能力は特に秀でているわけでもなく、
上司としては引っ張るタイプじゃないよね。
それがすごくよかったんだよね。みんなが、もうしょうがねぇな、いっちょ
助けてみんなで頑張ろう、っていう風にここまできてた。
でもあるとき、立派な上司になろうとした、みんなを引っ張ろうとした、
楽しく笑っていたのがしかめっつらになったんじゃない?
だから、みんな、あの人が離れて行った、と感じたんじゃないかな。

グサグサ刺さりました。思い当たる節がありすぎました。
ああ、そうだったか・・・すごく納得しました。

売り上げ目標とか、そういうのにがんじがらめになり、できもしないスタイルを
やろうとして、その結果自分が息苦しくなり、そして周りも息苦しくなっていた。
こういう風にしたのは自分だったんだな、と。

そうだったんだなー。
でも、後悔はなかったです。

今回、こういう結果になったことで、やっとそこに気づけました。
今すごく苦しいけど、自分の進む道、やること、そんなことを初めて
考えました。
だから・・・これもいい機会だったな、と思います。
みんなには迷惑かけたし、苦しめてしまったけど、まぁ・・・ごめんね。

そしてそれよりも。
失業した今、好きなことをやれ、と言われ、それに給料を出して
もらえるということが
どれだけ奇跡に近いような幸せなことか。
やりたいことをやって、お客様とつながって、仲間と繋がれたことが
どれだけ自分の人生を豊かにしたか。
だからこそ。自分の人生にとってとても大切な、本当に素晴らしい9年間でした。

仲間たちに、きちんと言えなかった言葉を。
ありがとう。お世話になりました。