空色のパノラマ

空色のパノラマ

なにげない毎日の中にひっそり佇むささやかで見落とされがちな奇跡を、X100Fとクラシッククロームで綴る日記。

このたび会社をやめました〜その8。物事の捉え方が変わる。気持ちが動き出す。

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・・・いつもの注意書きですが、今書いている話しは少し前の話しです。
リアルタイムの今は何をしているかというと、具体的な次の仕事探しに動いています。
そこに至る、どちらかというとマインドの部分を書いていることになります。
振り返りの意味もありますし、何より、今現在、現実に直面し心がくじけそうになる
自分を鼓舞する意味が大きいなぁと気づきました。

自己分析をしてみたものの、そこから何か動き出す、というところまでいかず
相変わらず立ち止まったままでした。
このままじゃまずい、という焦りが大きくなり、いい加減人に話そう、と思い、
周囲やかつての仕事で関わったオーナーさんに連絡、退職の挨拶をしました。

何かを期待して、ということはなく、お世話になった方に伝えていないという
曖昧な状態をしっかりさせ、そうすることでこの現状ときちんと向き合おう、
そんな気持ちでした。

ここで思いがけないことが起こりました。
みなさん驚かれる、気を使っていただく、というのはあるだろうなと思っていました。
そしたら、声をかけた方がみんな、とりあえず会おうよ、と声をかけてくださいました。
社用車だったんで今自分が使える車がないんです、ということまで話しをしたら、
じゃあ行くよ、とわざわざ遠方から時間を使って会いにきてくださることになりました。
これはとてもうれしかった。そこまでしていただけることに感謝しました。
そして特段予定というものがなかったスケジュールにぎゅっと予定が
入ってきました。

そのうちの1組の方と話しをしたときにのことです。
自分の以前の仕事のときは自宅から通ってはいましたが車で一時間以上かかっていました。
仕事は工務店のお客様対応と広報活動ですが、結構地域に根ざすことが多く、
その地域と密着に動いていました。
それはとても楽しかったんですが、自分が生まれ育ち、現在も住んでいる地域に
関われない、休みも土日ではないから関わりがすごく希薄で、仕事では
別の地域と濃密に関わっている、ということに寂しさを感じることもありました。

今回退職になって地元に帰ってきちゃいました。
地元が好きだからいつか地元に近いところで仕事がしたい、地元に繋がれる
仕事をしたい、という漠然とした思いがあったことを話しをしました。

そのときに、会社ともめて辞めた、という経緯は、今までならそれで残っていたけど
今回そうなったのは、ずっと自分では物事を決められずに大きな意思に従っていた、と
感じていたのが、ついに自分で決める段階にきたんだ。
地元に戻ってきたのは漠然とした思いがついに前面に出てきた運命なんだよ、と
言われました。

もちろん、これは一つの解釈で、ここでこう書いてあっても、いやいや単純に
もめてクビになっただけでしょ、という話しではあります。

ただ。
事実は事実として厳然としてありますが、それをどう消化するか、どういう真実
だったのかを決めるのは自分なんだ、ということにこのとき衝撃とともに
気づきました。

もめた。クビになった。地元に戻ってきちゃった。
受動的というか、消極的というか、受身というか、ダメなことと思っていたのが、
機会が訪れた。地元で働くチャンスがきた。新しい地で開拓できない、と
以前から思っていたのが、実はそれは地元に自分がいるべき使命があるから、
自分が地元が好きなのは誇るべき特徴なんだ、という気づき。

自分の無価値感に苛まれていたのが、会おうと言ってくださる人が現れたこと、
そして自分自身の見方が変わったことで、少しずつ気持ちが動き出しました。